ブレーカーは、その許容範囲以上の電流が流れたときに遮断し、設備を保護するものです。どれだけ電流が流れたら、何分以内に遮断するという基準がJIS規格で定められています。一般の過電流発生熱で遮断するブレーカーと違い、電子ブレーカーは電流値を感知し、デジタル数値によって遮断します。動作をコンピュータが制御し、JIS規格の許容範囲最大まで使用できるようにあらかじめプログラムされています。
電子ブレーカーとは
- 電子ブレーカーって何ですか?
- 設定された容量を超える電流が流れても、ある程度の範囲内で落ちなくても問題のない安全の基準を最大限に活かして動作するようにプログラムされたブレーカーのことです。安全のために落ちるはずのブレーカーが落ちないということに、不安を感じるもしれませんが電子ブレーカーは国の安全基準に沿って製造されており、電力会社の検査に合格したものを使用しておりますのでご安心ください。
- 場所をとりませんか?
- 縦24cm×横9.5cm×高さ7.5cmですので、場所はとりません。
- 電子ブレーカーはホームセンターなどで市販しないのですか?
- 一般のご家庭や高圧契約、低圧契約をされているお客様それぞれに多様なご利用形態があります。調査内容に基づいた正確な削減プランが要求されるため、市販はしておりません。
料金について
- 電子ブレーカーを設置すると、本当に安くなるのですか?
- 調査結果に基づいた削減プラン通りにお安くなります。削減結果はお客様ご自身による電力会社へのお問い合わせや検針票でもご確認いただけます。
- 電子ブレーカーを導入すると、なぜ電気料金が安くなるのですか?
- 電力会社との契約を主開閉器契約(アンペア数が小さいほど契約容量が小さい)に切り替えることにより、基本料金を見直すことができるためです。従来のブレーカーでも契約を切り替えることは可能ですが、ブレーカーの構造上、削減できる幅が小さいか、むしろ高くなってしまう場合があるため、効果的なコスト削減にはつながりません。国に安全性を認められた基準内で、より小さなアンペア数で契約できる電子ブレーカーを導入することにより、安全かつ効果的なコスト削減が可能となります。
- 電子ブレーカー導入はいくらぐらいかかるのですか?
- 初期費用は0円で電子ブレーカーを導入することでお客様が得られるメリットの一部からお支払いただくことになるため、コストは発生しません。
設備への影響
- 電子ブレーカーを設置することによって、溶接機などの機械の力が弱くなることはありませんか?
- 電子ブレーカーは電圧に働きかけることはいたしませんので、機械の力が弱くなったり、機械自体が動作しなくなることはありません。
- 過電流により、設備に損傷を受けませんか?
- 現在、設置されている「親ブレーカー」や「子ブレーカー」を、そのまま備え付けておくことにより、電子ブレーカーを導入しても従来と同じ状況を保つことができます。万が一、設備に問題があったり、過電流が流れた場合には、先にその「親ブレーカー」や「子ブレーカー」が遮断するため、設備に損傷を受けることはありません。
- ブレーカーが落ちて仕事に支障はありませんか?
- 職場の最大稼働に合わせた調査を行い、設置後も試運転によって二重のチェックを行っております。また、お客様が設備を増設された場合でもメンテナンスにより電子ブレーカーの容量変更を行うため、お仕事に支障が出ることはございません。
保証に関する事項
- どれくらいの期間の保証がありますか?
- 電子ブレーカーの保証期間は3年となります。
- 何かトラブルが起きた場合、どうすればいいの?
- 025-268-5412までお気軽にお問い合わせください。
電力会社への影響
- 電子ブレーカー設置後に、電力会社からのクレームなどありませんか?
- 電力会社からクレームが来ることはありません。設置前に電力会社で製品検査を行い(一部の電力会社では検査不要で承認済)、合格したものを設置しております。そのため、電子ブレーカー設置後に行われる電力会社による確認検査で不合格になることはありません。